「ジャバラ」「蛇腹」「じゃばら」・・・カタカナ、漢字、ひらがななど表記の仕方は様々。
英語では「Bellows(ベローズ)」といいます。
ジャバラは、多種多様な材質で折られた『山折りと谷折り』の繰り返しの構造でできています。伸縮するのが大きな特徴で、掃除機のホース、シンクの排水管、アコーディオン、提灯などからイメージできると思います。曲がるストローの折り曲げ部分や、良くテレビのコント番組で使用されている「ハリセン」も同じ構造のものの一つです。
私たちの日常生活では常に使うものではないのであまり馴染みがないかもしれませんが、ジャバラの伸縮自在の構造は各種業界の機械の保護カバーとして必要不可欠と言えるぐらいの重要性があり、幅広い分野で活躍しています。
機械の駆動部分は、リスクがいっぱいです。粉塵や切りくず、高温の熱や冷水、油や薬品など・・・せっかく設計した機械も、このような危険要因にさらされてしまっては長持ちしません。
そんなリスクから機械を守ってくれるのが「ジャバラ」です。
『機械の生命を生かしきること』 がジャバラの役割です。
あなたの設計した機械を、粉塵、熱、水、油などの様々なリスクから守り、機械を長持ちさせませんか?
ジャバラは、工作機械、ロボット、産業機械、食品業界、プラント業界、建築業界、精密機器、測定機器、医療機器(MRI・CT医療寝台)等、様々な機械の可動部分のカバーとして、使用されている場所や用途は多岐にわたり幅広い分野で活躍しています。
特に活躍する分野は「工作機械」や「ロボット」。これらの駆動部や液体投入部分などは、ほとんど「裸」のためダメージを受け易い状態で、そこでジャバラが『防護服』として、あらゆるリスクから機械を守る役目を果たします。
当社のジャバラは、耐熱、耐冷、耐薬品、耐圧などご使用環境に最適な材質で製作できますので耐久性にも優れています。
ジャバラを機械に取り付ける場合、保護する機械の場所や形状、また機械が設置されている環境や条件に合うジャバラを選定することが重要です。せっかくジャバラを取り付けても、その保護対象に形状や材質が合っていなければジャバラ本来の力を発揮することができません。
ボールねじや軸をカバーするなら「丸型ジャバラ」、リニアガイドなどのレール部分や機械の開口部分をカバーするなら「コの字型ジャバラ」や「平型ジャバラ」というように、それぞれのジャバラに『得意分野』があります。
既に「丸型」や「コの字型」など使用目的がお決まりの場合は「規格品」から選択することができます。また、取り付ける機械に対し、「形状」と「用途」から選択することもできます。
各タイプのジャバラとも、「規格品」にご希望のサイズがない場合は「オーダーメイド品」として、ご指定のサイズで製作することが可能です。また、ご使用環境に適した形状・材質での提案、製作も可能です。
粉塵、熱、水、油などの様々なリスクから機械をしっかりと守り長持ちさせるためにも、その機械に合ったジャバラをお選びください。
お客様の機械にどんなジャバラが合うかご不明な場合には、弊社担当者が各条件をヒアリングしたあと、最適なジャバラを提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
お客様の「困った・・・」を「良かった!」に変えることが弊社の使命です。
弊社は「機械の生命を生かしきることがジャバラの役割」と考えています。お客様の状況を細かく分析し、ご要望や各種条件に合うオーダーメイドのジャバラを意欲的に製作しております。
形状・構造・材質ほか、あらゆる面について、お客様のご使用環境や設計に適したジャバラを提案いたします。
ご相談や疑問など、お気軽にお問い合わせください。